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クール中佐「国際ニュース」解説

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31ページ

時事・ニュースを採り上げ、それを分析し、解説します。

緊迫する国際情勢を読み解く1 / 31 ページ

2017年05月20日05 習近平主席が、フィリピンのドゥトルテ大統領を恫喝する。 フィリピンのドゥトルテ大統領が昨日の演説で、先月に習主席と行った会談の席で「南シナ海での資源の採掘をするなら戦争だ」と習主席に恫喝されたことを公表したが、この余りにも独善的な習主席の発言は、まさに国際関係においては異常な発言だと言えよう。 この習主席の発言の真意は、極めて複雑な状況が背景にあるのは間違いないが、その主な意図は、国内の習主席に対する政治姿勢にある種の不満を抱く者たちに対する封じ込めの意味が、その第一であろうと思う。つまり、「南シナ海は、中国の領海だ」とする、中国の国是である「覇権主義の遂行」を確認することで、習近平に不満を抱く者たちの意義を制した形と採ったのだと考えられる。 しかし、この習近平の発言は、外交としては問題発言であると言えるだろう。ことがどんな内容であれ、会談相手の大統領に対して「戦争」を口にする異常さは、逆に習近平の内面心理の動揺、つまり、「自分の意図する通りにはなっていない」という不満の表象とも、観てとれる。 北朝鮮問題で米国のトランプ大統領から「北朝鮮への圧力を強める」ことを求められたが、その政策が思い通りには進展しておらず、「血の同盟」と言われていた北朝鮮との関係だが、北朝鮮からは逆に決別を意味する声明も出されている。 そもそも、習近平は北朝鮮の金正恩に対して良い印象を持っていないのは確かで、その証拠に就任以来、一度も北朝鮮を訪問していないのだ。 たとえ、これが国内向けの発言であったとしても、会談相手国の大統領に対して「戦争」を口にする習近平の異常さは、国際関係においては許されざることだと言える。

ページ一覧

  1. P1 緊迫する国際情勢を読み解く
  2. P2 中国政府は、米国への情報提供者を多数、処分している。
  3. P3 北朝鮮の弾道ミサイル発射実験の隠された目的。
  4. P4 北朝鮮の弾道ミサイル発射実験の隠された目的。
  5. P5 尖閣諸島上空を無人機が飛翔した。航空自衛隊機が、緊急発進。
  6. P6 現在の日本社会は、決して民主的ではない。
  7. P7 英国の自爆テロ。治安当局は、事前情報を活かせなかった。
  8. P8 中国、地方の治安当局トップに死刑判決。
  9. P9 いよいよ、北西太平洋に米海軍、空母打撃群3艦隊が集結。
  10. P10 IS,イスラム教徒がらみのテロ事件が相次いでいる。
  11. P11 緊張の度を増す、北朝鮮情勢。
  12. P12 日本のGPS衛星「みちびき2号」の打ち上げ成功に、北朝鮮が反応。
  13. P13 アジア安全保障会議での中国代表の発言。
  14. P14 ロシア軍の情報機関に関係するハッカーらが、米国の投票システムをハッキングしていた、と。
  15. P15 北朝鮮が、地対艦ミサイルを発射した。
  16. P16 軍事境界線近くに、北朝鮮から飛来したと思われる無人機の墜落しているのが、発見された。
  17. P17 北朝鮮が、ICBM発射の準備をしているようだ。
  18. P18 イージス艦、フィッツジェラルドとコンテナ船の事故について
  19. P19 今後の北朝鮮は、どこに向かうのか?
  20. P20 愚かな文大統領の「慰安婦問題」についての発言。
  21. P21 イラク軍による「モスル奪還作戦」
  22. P22 「北朝鮮の本国まで到達するICBMの開発は、予測より「もっと早い」
  23. P23 米韓首脳会談における、両首脳の北朝鮮問題への対応で温度差。
  24. P24 北朝鮮が、今朝(7月4日)、日本海に向けて中距離弾道ミサイルを発射した。
  25. P25 イラク軍は、ISの拠点であったモスルを制圧した、と。
  26. P26 西太平洋の軍事ヘゲモニーは、いまや中国が握ろうとしている。
  27. P27 ◎ 中国の公船2隻が、青森沖の領海を二度にわたって侵犯した。
  28. P28 米国は、これまで武器支援をしていたシリア反体制派への供与を停止した。
  29. P29 北朝鮮が、米国の軍事的威圧に対抗!
  30. P30 北朝鮮が、「グアムの米軍基地をミサイルで攻撃する」と・・・。
  31. P31 北朝鮮が、米軍に対する挑発を続けている。

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