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ご婦人のアイドル、若い女性にラブレターを書く

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新しいタイプの青年であるご婦人のアイドルが良き理解者である新しい女性と結ばれる

新しいタイプの青年であるご婦人のアイドルが新しい女性とめぐり合い結ばれる1 / 1 ページ

僕はご婦人文学を書く。ご婦人賛歌を歌う。僕はご婦人に人気がある。ご婦人のアイドルとも言われる。小さいころから、いろいろな分野で生き生きと活躍する女性を見て育ち、彼女らを尊敬して育った。僕はご婦人生まれのご婦人育ち、何の違和感もなく女性団体にとけ込み、ご婦人慣れしている。世界中、どこに行ってもご婦人のアイドルで通用する。アメリカ、イギリス、カナダ、フランス、スイス、ニュージーランド・・・、どこに行ってもご婦人たちが僕のうわさを聞きつけて僕を見に来る。僕は、世界にあまり例のない、もしかしたらたった世界にたった一人しかないご婦人のアイドルとして、どこでも大歓迎を受ける。例えばアメリカのアトランタのコカ・コーラ博物館に行った時、記念写真コーナーのカメラの前に座った僕をご婦人が取り囲んだ。もっとも、僕は照れて記念写真を断ったけど。ロンドンからユーロスターに乗ってフランスに入った時、パリ駅でご婦人たちが僕を待ち受け僕は大歓迎を受けた。シンガポールからマレーシアのジョホールバールにバスでショートトリップをして入国した時、僕はイスラムのご婦人の祝福を受けた。僕は、世界中どこに行っても、その国に来ないかと誘われる。国籍のプレゼントの申し出を受ける。僕はご婦人に夢を与えたい。ご婦人を励ましたい。そのためなら、世界中でこにでも出かけ、ご婦人文学を書き、ご婦人賛歌を歌う。ご婦人の笑顔を見るのが僕の最大の喜びだ。

 

でも、僕には悩みがあった。それは、すてきな女性と巡り合って恋をしても、結ばれないことだった。僕はご婦人のアイドルという先駆者。数々のうわさが立ち、いろいろなことが僕の身辺で起こる。そして、悲しいかな、いつも僕の恋は成就しない。僕は、女性会館に足を運び、女性団体に行くゆえに、誤解され、僕の恋はいつも悲劇で終わる。僕がご婦人のところに行くのに若い女性はかんかんになって怒り、僕は若い女性から相手にされない。一部のご婦人は僕の一面だけを捉え、若い女性に興味がないと思い込み、僕を若い女性から遠ざける。僕は女性の地位向上に一生をささげることを誓ったゆえに、ずっと、独り者であった。

 

でも、僕は、やっと貴女と巡り合った。僕がご婦人を尊敬し夢を与えるのを応援してくれる貴女。僕とご婦人の関係を正しく理解してくれ、僕を理解してくれる貴女。ご婦人も紳士も、人生の大先輩として尊敬されるのは当然。僕は貴女と共にご婦人紳士のこれまでの社会への貢献に報いたい。僕は貴女のような女性が現れるのを待っていた。多くの若い女性は、僕がご婦人のところに行くと、傲慢にも、僕が彼女らのところに行かないのに腹を立て、僕を罵り、僕と口をきくことなしに、僕の元から去っていった。一部の若い女性は僕がご婦人のところに行くのにかんかんだ。自分たちに興味を示さないで、ご婦人のところに行く男性の存在は許されないらしい。でも、貴女は違う。僕は、貴女を信じていた。貴女は僕のことを罵らずに、その場に残っていた。新しい女性の誕生だ。時代は新しい女性を要請し、あなたは時代の要請に応えた。今、僕は貴女に告白する。「好きだよ」と。

 

僕と貴女を結んでくれたのは、すてきなご婦人。時代の最先端を行く、新しいご婦人。僕のことを本当に理解してくれ、僕とあなたの縁を結んでくれたすてきなご婦人にお礼を言うのを忘れるわけにはいかない。すばらしいご婦人はいつも僕をかわいがってくれ、「彼の問題の指揮は私が執る」、「私が取り仕切る」と、かっこよくがんばった。僕がご婦人のところに行くのを良く思わない女性蔑視団体が僕を追っかけまわし嫌がらせをするのに、「彼は勇敢に女性蔑視団体と戦っている」と僕を励ましてくれた。実際、僕は女性蔑視団体に決して屈服することなく勇敢に戦った。女性蔑視団体は僕を不倫の常習犯にでっち上げ、世界中ありとあらゆる場所で僕の行く先々に押しかけた。僕を頭がおかしいと言って、精神病者だと言った。アメリカの首都ワシントンDCの議会図書館に、ロンドンに、パリに・・・。彼らは世界中どこにでも僕の行く先々に押しかけ幼稚にも僕の行く先々で僕を追い出せとわめき散らす。例えば、僕が原宿の森英恵ビルにファッションの展示を見に行った時、女性蔑視主義者は入り口の前で僕を待ち構えていて「変質者入るな」とわめいた。やさしくてすてきな森英恵さんは僕を暖かく迎え入れてくれた。僕は世界中で女性蔑視主義者のなりふりかまわぬ民主主義のルールを無視した魔の手から彼女の手によって守られた。私は、ご婦人に夢を与え、そして、ご婦人は私に貴女をくれた。何ら汚れのない、美しい関係ではないか。世界中で最も美しい関係だ。

 

僕は一生独身どころか、ある時期は死すら覚悟した。何事においても若死にするのが先駆者の運命。僕は信念を貫き通して、完全なご婦人のアイドルになろうと決意し、女性蔑視主義者にやられ、血を吐いて倒れることすら予想した。僕が十代後半から二十代のころに熱心に学習した哲学者たち、ソクラテス・イエスキリスト、キルケゴールなどは自らの信念に忠実であろうと決意し、彼ら三人を含む多くの哲人・哲学者は若くして生命を失った。僕も、彼らと同じように三十代前半で自分は倒れるのではないかと信じていた。でも、僕はたくさんの人に愛されている。そして、僕はこの年になるまで生き延び、貴女と巡り合い、今こうして文章を書いている。

 

それにしても長い道のりだった。今、僕は自分の歩んできた、苦難の道のりを振り返る。嫌な思いもしたし、いい思いもした。苦しい時もあったし、つらい時もあったし、楽しい時もあった。一生、忘れることのできない思い出をいくつも心に刻んだ。

 

最初、僕が、ご婦人のところに行った時、珍しい男の子と言われた。僕のうわさはあっという間にあちらこちらを駆け抜けた。僕はうわさの的になった。僕が女性団体に出入りすることに対するありとあらゆる反応。たくさんのご婦人が僕のことを見たいと僕のところにやって来た。ひょんな事から始まった、まったくの偶然から始まった、僕の女性団体との関わり。そんなひょんな出来事が僕の数奇な人生の始まりであり、僕の人生を決定づけた。

 

ご婦人は騒いだ。僕は女性団体の大切な実験台。小さいころからご婦人団体に育てられた男性はどう育つのか? 僕はご婦人生まれのご婦人育ち。僕はリルケの友達? ご婦人のアイドルとして僕の評判が高まれば高まるほど、僕は寡黙になり、マスコット・お人形のようになる。顔色はだんだん白くなり、そして最後には僕は蝋人形の飾り物になる。若い女性は僕を笑わせるのに必死になる。そうしないとご婦人たちが心配するから。あるいは、僕は失敗作の用済み? 自分のことを物やことのように思うようになっちゃった? 偉いご婦人に「僕はプレゼントです」なんて言っちゃって。甘えん坊にわがままに育った? 一人のご婦人にかわいがられるだけでは満足しない。複数のご婦人にかわいがられなければ満足できない。「たくさんのご婦人じゃなきゃいやいや」。そして、ついに、「たくさんの女性団体じゃなきゃいやいや」。

 

僕の評判は世界中に広がり、僕は世界最強のご婦人にあった。彼女は何でも僕の望むものをくれると言った。僕は世界が欲しいと言った。彼女は僕に世界をくれた。「安東の辞書には反省と言う文字はない?」そんな冗談まで広がった。そして、ついに僕はビンタされた。あまりにもわがままが目に余るから。何度も僕はビンタされた。でも、そのおかげで僕は成長し、ご婦人のアイドルになった。僕は、ご婦人に頭をなでなでされると、にこりと微笑んだ。それを見て、ご婦人は「まあかわいい」と思わず声をもらす。僕はいい気になって、「僕の頭をなでなでしてくれたご婦人は僕のコレクション」と言う。ご婦人は僕を叱り飛ばした。でも、僕は、汚れを知らないご婦人のアイドルとして無邪気なアイドルとしてご婦人に人気があった。

 

一部の若い女性は、僕がご婦人のところに行くのに腹を立てた。断わっておくが、僕は若い女性の悪口を言ったことは一度もない。若い女性はだめで、ご婦人はすてきだとか言った覚えはない。ご婦人を尊敬し、彼女らのために何かしたいと思っているだけだ。欧米のレディーファーストだって、女性の序列は年齢順だ。僕もそれと同じように、ご婦人を若い女性に対して優先させているだけだ。それに対して、一部の若い女性は、傲慢にも自分たちが相手にされないと腹を立てたり、僕にかんかんだ。いっせいに、僕の悪口をわめきちらす。それを見て、僕は、日本の女性のレベルは低いとがっかりするのだった。女性蔑視主義者が僕のことを不倫の常習犯でご婦人の嫌われ者に過ぎないと宣伝するのに、それを納得してしまう一部の女性に僕は失望する。テレビドラマで不倫がテーマになり、一部の若い女性は不倫行為に全く罪悪感がない。そういう意識の低さだから他人も平気で不倫をすると言うのだろう。僕は彼女らの男女平等に対する意識の低さにがっかりするのだった。

 

一部のご婦人は僕のことを誤解する。単なるご婦人好きだとか。僕は愛嬌をふりまくが、時には心を鬼にしてご婦人に強い態度をとらなければならない。僕に値するのはこれまでの人生で苦労してがんばってきた尊敬に値するご婦人だけだ。時には「女性団体全体の利益のため」に一部のご婦人の相手ができない時もある。世の中には秩序が大切だ。尊敬されるべきご婦人かれ順に僕は相手をする。そう言えば、一番偉い女性がいて、女性の中で次に偉いのは自分で、世界中の女性の序列は全部自分が決める、このご婦人は僕から三十センチの距離を許されて、あのご婦人は僕から四十センチの距離を許されて、あのご婦人は僕から一メートルの距離を許されて・・・と言って、まわりをぎゃふんと言わせたこともあったっけ。ご婦人は僕を見て普通ではいられない。「かっこいい年上の男性の方がいいに決まっているでしょ」。「若い女性に興味がないんだって」。「評判のご婦人好き」。僕の周囲にはありとあらゆるうわさが絶えない。

 

僕は特殊能力を身につけた。偉い女性を見分ける能力を身につけた。例えば、目の前にたくさんのご婦人がいたとしよう。僕は、何のヒントをもらうことなく、たくさんのご婦人の中から偉いご婦人を探し出すことができる。そんな特殊能力を持っている人間なんて世界中に何人もいない。

 

一部の男の人はご婦人のアイドルの存在を否定する。「嫌われていると言う事を教えてやれ」とむりやり僕の悪口をご婦人に強制する男の人もいる。でも、僕は先駆者。自分の成し遂げようとしている大事業の意義をしっかりと理解しているからがんばる。僕のことを怪物とか化け物とか勘違いしている人もいる。僕に対する反応はさまざまだ。でも、僕は気にしない。わが道を行く。

 

ありとあらゆる誤解と勘違いを僕は受ける。一部の若い女性は僕を嫌いぎゃーぎゃー騒いだ。でも、僕は若い女性に歓迎されたりもする。グアムから帰国した時、僕は新宿の紀伊国屋本店でお出迎えを受けた。僕はいたるところで声援を受ける。「がんばって」と。

 

僕はご婦人のアイドルだ。日本が世界に誇るご婦人のアイドルだ。僕は世界中のご婦人に死ぬまで夢を与え続ける。死ぬまで信念を曲げない。小さな生命を燃やし続ける。たとえ先駆者として咳き込み道端に倒れ吐血して死のうとも。

 

僕は人を裏切らない。約束は守る。僕は僕の支援者との約束を守り続けた。陰に日向に僕を暖かく見守ってくれた支援者たち。僕はいろいろな人から「女性会館に行くな」と忠告を受けた。「不倫事件を起こされたらやっかいだし、不倫事件を起こすのではないかと危なっかしいから」と。でも、僕は女性会館に行き続けた。そして、約束を守り続けた。人妻に恋をすることすらなく、不倫事件のわずかすらなかったし、女性蔑視主義者に屈服することなく、女性蔑視主義者の大群に囲まれて恐喝されても、決して屈服することなかった。僕はご婦人のアイドルとして生きることを決意した時、絶対に後悔しないと心に誓った。そして、その言葉を守った。

 

そして、ついに僕は貴女に巡り会った。僕は貴女と一生すてきなパートナーでいることの誓いのキスをする。二人の回りには貴女と同じように、人生の大先輩で苦労しながら社会に貢献してきたご婦人は尊敬されて当然と考える若い女性と若い男性。そして、さらに、二人を祝福するご婦人とおじさんたち。十年前には存在していなかった、男女平等の波の中で誕生した新しいタイプの人たちだ。僕は、嬉し涙を流す。もっと早く、男女平等が進んでいたなら、僕はもう少し早く幸福を手に入れただろう。僕は貴女を一生大切に愛し続ける。

 

君よ、二人で一緒にご婦人に夢を与えよう。二人の協力で女性の地位向上への貢献は倍増だ。世界中の全てのご婦人よ、二人を祝福して。