アート&カルチャー

ご婦人のアイドルの(新ソクラテス)弁明

タグ:
アート&カルチャー 

3ページ

ご婦人のアイドルは、ソクラテスのように、よく思っていない人に捕らえられてしまい、裁判にかけられてしまう。世界中から彼を応援するためにかけつける女性たち。彼の運命はいかに

尊敬するソクラテスのように裁判にかけられるご婦人のアイドル。彼の運命はいかに?1 / 3 ページ

今、裁判が始まろうとしている。 
ご婦人に夢を与え続けようとしていたご婦人のアイドルを告発したものがいる。 
ソクラテスは、ご婦人のアイドルではなく、 
頭がおかしいだけで、しかも単なる不倫の常習犯だというのだ。 
世界中から注目されているこの裁判には、 
多くの聴衆が集まっている。 
宣誓 
(ソクラテス) 
「宣誓します。ぼくはこの裁判において、すべて真実を語ります。偽りはいっさい申しません。隠しごともいっさいいたしません」 
身分確認 
(裁判長) 
「あなたはご婦人のアイドルですか?」 
(ソクラテス) 
「はい、その通りです」 
(裁判長) 
「あなたの精神は正常ですか?」 
(ソクラテス) 
「はい、私の頭はおかしくありません。私は、事実しか述べません。 
私は、妄想や幻覚とは無縁です」 
(裁判長) 
「あなたは不倫とは無関係ですか?」 
(ソクラテス) 
「当然です。私は、人妻と肉体関係をもったことはありませんし、 
キスすらしたこともありません。 
デートしたこともありません。 
私は主張します。他人の女性を誘惑したことはありません」 
(裁判長) 
「あなたは風俗に行ったことがありますか?」 
(ソクラテス) 
「ありません。女性を買ったことはありません」 
(裁判長) 
「簡単に経歴を述べてください」 
(ソクラテス) 
「生まれは京都ですが、幼年時代は兵庫県の西宮で過ごしました。小学校二年より、ほんの少々、西宮や東京の世田谷区、中野区で過ごしたのを除き、 
東京の杉並区に暮らしています。 
都立西高卒業、中央大学文学部哲学科哲学専攻中退、 
慶応義塾大学法学部乙類(政治学科)通信課程卒業、 
アメリカのシアトルにあるシティ大学大学院行政学修士通信課程で勉強中です。 
三田会のメディアに、 
『ぼくの尊敬するご婦人たち』 
『ご婦人に夢を』 
『ご婦人のアイドル、若い女の子にラブレターを書く』 
を発表しました。 
小学校の時はカブスカウトに所属し、 
所属するカブスカウトの支援団体である 
築地本願寺和田堀廟所で仏教に親しみました。 
高校、大学と聖書研究会などに顔を出しました。 
現在も、時々、いろいろな宗教の経典を研究したりしています。 
小・中・高と、転校しても学級委員に選出されました。 
小学校の時は生徒会長。 
高校二年生のときの夏休み、 
選挙の時、自民党、公明党、共産党など(当時存在する主要政党)
 
全ての政党の演説会を、自分から見学に行きました。 
現在、特定の政党などを支持しておりません。 
高校の時に、倫理の授業を熱心に勉強し、 
『ソクラテスの弁明』『ツァラトストラはかく語りき』 
『意志と表象としての世界』など読みました。 
中央大学の哲学専攻に入学してからは、 
ソクラテス研究会を一人で結成し、個人誌『真理』を 
発行するなどしました。 
尊敬する哲人は、ソクラテス、イエス=キリスト、キルケゴールでした。 
大学を、哲学の場、思索の場へと変えるために、 
努力しました。 
今でも、哲学書、思想書の研究は怠らず、 
そのうち、世界の名著に残るような 
哲学書を執筆するのが夢です。 
日本の哲学者全体の望みでもあります。 
告発 
(告発者) 
「ソクラテスがご婦人のアイドルだなんてとんでもない。 
彼は頭がおかしいだけで、不倫の常習犯で、変質者です。 
ほんとうに、ソクラテスは汚らわしい、ばばっちい。 
ソクラテスは、ありもしないことを、さも事実のように話します。 
彼は精神病院に一生、収容されていなければなりません。 
“真”の女性の味方である私をソクラテスは侮蔑しています。 
ソクラテスは私に謝罪しなければなりません。 
ソクラテスは死刑に価します」