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般若心経 1

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この般若心経の一番のポイントとなるのは、「色即是空」ということになります。
この色即是空ということを今回は中心に、その周辺をいろいろと説明をしながらお話をすすめていきたいと思います。

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この般若心経というお経は、何方でも知ってるというお経ですが、ところが一番難しいお経なんですね。
一番難しいお経で、しかも一番有名なお経が、この心経ということです。

ですがこの内容が難しいのでございますが、このお経は信仰というよりも、悟りなんですね。
信仰の話しになりますと、どうしても感情的な、といいますかロマンチックというわけじゃございませんが、やんわりした、ふうわりしたものですわね。信心のお話というものはね。
と、私はそう思うのです。

ところが悟りというものはそういうのじゃないですね、そういうのは跳ねつけてしまう。
そういうのと違うんだ、こういうのだ、というような非常にその妥協を許さない格調の高いものですね。どうしてもその悟りという話しになってきますとね。

この般若心経の内容というのは、信心じゃなくて悟りですから、悟りというものは、信仰のように感情的に、というようなものじゃないんですね、理性ですね。あくまでも徹底して理性。
ですから理屈になってくる。哲学ですね。

仏教哲学の代表的な、般若哲学ともいうくらいですからね。
仏教にはいろんな哲学があって、華厳哲学、天台哲学、般若哲学というように哲学というふうな面が非常に濃厚なんです。

その般若心経はその最たるものであるわけですね。

「色即是空」、これが問題なんですね。
色は即ち是れ空なり。
色は空なりと、わざわざ言う意味はその裏には、色というのは本来は空ではないんだと、お前たちは色は空ではないと思うているだろ、とわざわ色は空なんだと、そういう意味があるわけなんです。

初めから誰が考えても、色が空ならば色は空だとおっしゃらない。
みんな色は空だと思っていない。当時お釈迦様の時代に誰もそう思っていない。
ところが色は空なんだと、こう言ってるんですね。

皆さんも般若心経のお話をお聞きになったり、解説本もお読みになったりしているんじゃ無いかと思うのですが、書店へ行くと、お経の解説してる書物というと般若心経の解説の本が一番多いですね。